重油流出事故 3月6日調査報告
- はじめに
3月6日(木)に富山県境親不知から新潟市近くの角田浜にかけて
の海岸線の調査を実施した。
今回は新潟の海岸全体の状態を把握するために 前回と同様の調査地点を
含めた17地点で調査をおこなった。
当日は天候に恵まれ、終日快晴で
あった。また気温も15℃以上で絶好の調査日和となった。
また、今回の調査には神戸高専の助教授も同行した。
- 調査参加者
細山田助教授、犬飼助手、大学院学生6人、辻本神戸高専助教授
- 調査位置
今回は第2回調査と同様新潟県沿岸の富山県境から新潟市にかけて全域
を踏査し、特に同地点の17地点において調査を行った。
図-1は調査地点位置図である。
(拡大)
図−1 調査地点位置
- 調査結果
現段階で言えることを示す
・海岸には砂にまみれて埋もれかけた古い(回収されなかった)重油が
現在も多数確認できたが、新たに漂着するきれいな重油は全域では確
認できなかった。
・重油漂着の痕跡は富山県境より約50km東の能生町以東から確認した。
また、寺泊以北では漂着重油は極少であった。
これは前回調査と同様である。
・重油を最も多く確認できた場所は上越市付近であった。
- まとめ
・新潟県全域においては、新規に漂着する重油は確認できず、重油の漂
流問題は一段落したと考えられる。
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GLESCO
( GLobe, EStuary and COast )
Hydraulic Engineering Lab. Nagaoka University of Technology