$ mailx inu@vos.nagaokaut.ac.jp Subject: mail test This mail is a test mail to Inukai... EOT $

• mailx の次には出したい先の電子メ−ルアドレスを書く．
  
• Subject: とは，表題のこと．上記の場合mail testが表題．
  
• 本分を書き終えたら，^D ( ctrl-D;ctrlキ−とdを同時に押す ) を押すと EOT が 表示され，発信される．
  

$ mailx Mail version SGI.950426. Type ? for help. "/usr/mail/inu": 1 message 1 new >N 1 inu Mon May 18 00:54 mail test ? 1 Message 1: From inu Mon May 18 00:54:56 1998 Date: Mon, 18 May 1998 00:54:56 GMT From: inu (INUKAI Naoyuki/9724) To: inu Subject: mail test This mail is a test mail to inu... ? quit Saved 1 message in mbox $

• mailxとだけ打つと受信モ−ドで起動する．
  
• メッセ−ジが来ている旨の表示の後に? が出るので，読みたい番号を 入力すると，そのメッセ−ジが表示される．
  
• 終了する時は，
  
  • quit　（推奨）
    読んだメッセ−ジはmboxというファイルに入れられ，読んでいない メッセ−ジは次にmailxを起動するとまた出てくる．
    
  • exit
    読んだメ−ルも読まないメ−ルも全て次にmailxを起動した時に出てくる．
    

参考：なぜquitが推奨なのか

電子メ−ルは目的のコンピュ−タに到着すると，メ−ルスプ−ルという 特殊な場所に保管される．この場所は全員の到着メ−ルを保管する 共有スペ−スであるが，全員がこの場所にメ−ルを置き去りにすると， やがてこのスプ−ルが溢れることになる． スプ−ルが溢れると，新着メ−ルを入れておく場所が無くなるばかりか， 他のスプ−ル（プリントスプ−ル等）にも悪影響を与える． 一方，mboxというファイルは各自のル−トディレクトリに作成されるため， 上記の様な心配はなくなる．また，これらは，巨大なメ−ルを送っては ならない一因であることにも注意せよ．

$ mailx -f mbox Mail version SGI.950426. Type ? for help. "/home/inu/mbox": 1 message > 1 inu Mon May 18 01:11 test mail ? 1 Message 1: From inu Mon May 18 01:11:18 1998 Date: Mon, 18 May 1998 01:11:18 GMT From: inu (INUKAI Naoyuki/9724) To: inu Subject: test mail This is a test mail to inu... ? quit $

• 上記の様にmailxに-fオプションによりmboxを読むことを指定する．
  
• 読み方は新着メ−ルの読み方と同じ．
  
• 終了は quit でも exit でも同様．
  

$ mailx Mail version SGI.950426. Type ? for help. "/usr/mail/inu": 1 message 1 new >N 1 inu Tue May 19 02:15 test ? 1 Message 1: From inu Tue May 19 02:15:32 1998 Date: Tue, 19 May 1998 02:15:32 GMT From: inu (INUKAI Naoyuki/9724) To: inu Subject: test this is the test mail ? r To: inu Subject: Re: test Thank you for your E-mail. EOT ? quit New mail has arrived. Saved 1 message in mbox $

• mailx -f mbox または mailx の様に，受信モ−ドで起動
  
• 番号を選んで，内容を確認し，rを入力
  
• 後は新規メ−ルと同様な手順で出す
  

$ mailx Mail version SGI.950426. Type ? for help. "/usr/mail/inu": 2 messages 1 new 2 unread U 1 inu Tue May 19 01:59 Re: test >N 2 inu Tue May 19 02:08 Re: test ? 1 Message 1: From inu Tue May 19 01:59:23 1998 Date: Tue, 19 May 1998 01:59:23 GMT From: inu (INUKAI Naoyuki/9724) To: inu Subject: Re: test ? d ? d ? quit $

• mailx -f mbox または mailx の様に，受信モ−ドで起動
  
• 番号を選んで，内容を確認し，d を入力するとメッセ−ジは消える
  
• 続けてdを入力し続けると来た順番にメ−ルが消えていくので注意
  

mailx は起動時に ~/.mailrc というファイルに書かれた設定を行う．
.mailrc に書くことができる設定はたくさんあるが，重要なのは， 引用文のプレフィックスの設定である．元はTABが設定されているので， それで良い人は設定しなくてよい．

--- .mailrc の内容 ---

set indentprefix="> "

他の設定も必要であれば行うと良い．詳しくは man mailx の最後の方を 参照すること．

mailx は設定を変えなければプロンプトに?を表示する．そのプロンプトが 出ている状態で有効なコマンドを上記で幾つか紹介してきた．まとめると 次のようになる．

-	前のメッセ−ジへ移動
+,next(n)	次のメッセ−ジへ移動
=	今扱っているメッセ−ジ番号の表示
print(p)	今扱っているメッセ−ジの表示． 番号を直接入力するのと同じ．
reply(r)	返事を書く
delete(d)	今扱っているメッセ−ジの消去
hold(h)	着信メッセージの一覧リスト表示
edit(e)	テキストエディタを使って内容を読む
from(f)	今扱っているメッセ−ジが誰から来たかを見る
quit(q)	読んだメッセ−ジはmboxに保存して終了
exit(x)	メッセ−ジの移動はせずに終了
save(s)	メッセ−ジのmboxへの保存
top(t)	メッセ−ジヘッダ−の表示

発信メ−ルの編集中に発行できるコマンドのこと．

~v	テキストエディタ−viの起動
~m	今扱っているメ−ルを引用する
~f	今扱っているメ−ルをそのまま張り付ける
~q	発信メ−ルの作成を中止する
~s [string]	Subject を[string]に付け替える
~c [address]	Cc:(Carbon Copy) に[address]を付け加える
~t [address]	To: に[address]を付け加える