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重油事故後遺症調査
〜新潟県刈羽郡石地海岸の海中の状況〜
【1998年8月3日】
[ 日本海重油事故ページ ]
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(1) 石地海岸の地形概要
石地海岸は砂浜海岸で、100m沖に離岸堤(沖に消波ブロックが並べてある)があり(写真)、そこまでは水深2mほどの砂浜が続く(地形図)。しかし、離岸堤の先は所々岩が水面から出ている水深5mほどの岩礁が続き、300mほど沖から一気に水深が大きくなる地形である。
(2) 調査目的
1997年1月の重油事故ではこの付近の海岸も重油で汚染されたが、ボランティアの方がた等の努力により砂浜の重油はほぼ回収され、現在では夏になると海水浴客などが多数訪れるようになった(写真)。
しかし、砂浜は元に戻ったように見えても、海底や沖合いの岩礁などに付着した重油はボランティアの手が届かないために未回収であり、自然浄化に依存している場所である。よって、そのような場所が現在どういう状態なのか、環境破壊などの後遺症が発生していないか等を確認するために調査をおこなった。
(3) 調査方法
水深5mくらいまでの岩礁付近の海域について、岸からの距離と水深ごとに何箇所かを選出し(写真)、潜水により低質を掘り返し目視で重油の有無を確認し、有無にかかわらず海底の状況を写真撮影した。
(4) 調査結果
離岸堤のブロックや岩礁の水面下の環境破壊を特に危惧し重点的に調査をおこなったが、表面には海藻などが付着し、重油は全く確認できなかった(写真)。
特に岩礁では、海藻の他にイソギンチャクやサザエやウニやタコが付着し、付近にはブエダイの稚魚の群れ(写真)やイシダイの群れ(写真)など多種類の魚も泳いでおり、目視では重油の後遺症はないように感じらた。
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石地周辺図
海底地形
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航空写真
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