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                11月13日(土)に山古志村東竹沢地区の河道閉塞の調査に行きました。 
                ここは、魚野川の合流点より約8km上流の地点で、芋川流域の中でも最大規模の河道閉塞による湖が形成されています。 
                (Map-1の赤いバツ印の地点が東竹沢地区) 
                この地区では、地震によりY字谷の出口の場所で大規模な地すべりが発生して川を閉塞させました。
                Map-2に震災前のこの地区の地形図と、
                Map-3に震災後(11月13日の調査より水位を確定)の地形図を示します。 
                国土交通省によると、閉塞箇所の土塊高さは約28mで、閉塞長及び閉塞幅はそれぞれ約350mと約300mです。
                この湖の総貯水量は東京ドーム2.5杯分の約330万立方メートルで、
                6日現在までの調査では、満水までなお約200万立方メートルの余裕があると判断しています。 
                越流水位ぎりぎりといわれる約4km上流の寺野地区の河道閉塞による湖の貯水量は約43万立方メートルで、
                例え寺野地区の水は流出しても東竹沢で受け止めることができるそうです。 
                しかし、調査日の午前中まで数日間にわたり降雨があり、それにより湖水の水位も上昇しているそうで、
                今後とも注視が必要のように思われます。 
                また、決壊時の被災を最小に防ぐためにも、下流域での氾濫水域を早急に特定し、防災対策を施す必要性もあると考えられるます。 
                 
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